バーン・プラサート　（タイ　イサーン（東北部）　コラート）

1977年の考古学部門による発掘調査によれば、700×450メートルの堀と土手で囲まれた不規則な形の遺跡です。
まわりの田畑から4メートルほど盛り上がり、最も高い場所から南に傾斜していました。
このバーン・プラサート遺跡は、Ban Chiang, Udon Thani とは違った、500-1,000年ほど若い、タイの東北部イサーンの南の部分の独特な文化を代表する有史以前の時代の農業の共同社会と考えられています。

バーン・プラサートの一番大きな発掘坑1からは、年代の異なる様々な物が発見されています。

1)深さ3.50-4.50メートル
有史以前の時代
（約3,000年前）

人間の骨が横たわり、様々な古代人が使った道具が発見されています。

主な発掘品：
●"chakra"の形をした古代の武器
●大理石に似た白い石で作られた円盤
●巨大な動物の骨
●動物の骨と貝殻で作られた飾り
●古代の斧に似た武器

2)深さ2.30-3.0メートル
Dvaravati時代
(1,600-1,800年前)

主な発掘品：
●「やり」の形をした古代の青銅の武器
●たくさんの変わった色の石のじゅず玉
●装飾が刻まれ、赤や黒に塗られた陶器
●金製の手首や足首ブレスレット

3)深さ1.50-2.0メートル
（600年以上前）

主な発掘品：
●窯（かま）
●色の付いたうわ薬を使いクメールと現代のデザインを施された陶器類
●現代と同じ様な容器
●現代のものと良く似た剣と武器

バーン・プラサートの発掘坑2	バーン・プラサートの発掘抗3
バーン・プラサートの発掘抗2からは、土器が少々発見されています。バーン・プラサートの発掘抗3からは、骨や土器が発見されています。

[ホーム] . . . [観光マップ] . . . [バーン・プラサート]