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タイに少しでも住んだことのある人だと分かると思いますが、タイでは、本当に間違い電話が多いです。どうして、こんなに間違い電話が多いのだろうと思うことがしばしばです。 ただ、間違い電話が多いだけなら問題ありませんが、そのときの応対で、多くの外国人(日本人も含めて)が嫌な思いをしております。 具体的な会話例を掲げると、 A:「もしもし、〜さんをお願いします」 B:「誰ですか」 A:何も言わずに、そのままガチャンと電話を切ります。 A:「もしもし、〜さんをお願いします」 B:「誰ですか」 A:「〜さんですよ」 B:「そうゆう人はいません」 A:「じゃ、そこはどこですか?」 B:「〜ですけど。」 A:またまた、何も言わずに、そのままガチャンと電話を切ります。 最初の例のように、「済みません」の一言を言わずに電話を切ってしまう不躾な輩がタイでは多いです。でも、最近では、日本でもこのような人が増えてきたと、どこかの新聞のコラムで読んだ記憶がありますが。。。 さて、次の例のように、タイでは間違い電話を掛けてきた本人が、電話を受けた人に対して、「そこはどこですか?」と聞きます。統計を取ったことがありませんので、確かな数字ではありませんが、私の感覚では、 間違い電話の5割の人が「済みません」を言わない。 さらに2〜3割の人が「そこはどこですか?」と追い打ちをかける。 といった感じです。 さて、他の国で、間違い電話をしたときに、「そこはどこですか?」と聞く人がいるでしょうか。 電話を掛けた本人は、もちろん掛けた相手の名前(話したい相手の名前)は知っていますよね。でも、電話を受けた人は、誰からの電話か分からないわけですし、受けた人が名前を言っても、もともと間違い電話なのですから、いくらこちらの名前を聞いても埒があきませんよね。 ですから、常識的には、掛け間違えた人が、 「〜さんの家ではありませんか?」 と聞くのが当たり前ではないでしょうか。 ちなみに、私の回りは国際色が豊かですので、フランス人、イギリス人、アメリカ人、スイス人、ドイツ人、オーストラリア人、ロシア人の友だちに聞いてみましたが、皆さん、間違い電話を掛けてきて「そこはそこですか?」と聞く間抜けな奴はいないと怒っておりました。(どうも、皆さん、私と同じように、嫌な思いをしたことがあるみたいでした。) この会話例みたいに、すぐに諦めてくれるのなら良いのですが、本当は居るのに居留守を使っているのではないかと疑って、しつこく何回も聞く人も多いからです。 私も嫌な思いを何回もしているので、このコラムで取り上げました。 で、私も、他の人は、この「そこはどこですか?」という質問に対してどのように対処しているのか疑問に思いました。 偶然、フランス人の友だちが間違い電話を受けた時に居合わせたことがありましたが、そのフランス人は「ふざけたことを聞くな」(フランス語なので確かではありませんが)という風に怒って、受話器をガチャンと投げていました。 別のフランス人の友だちは、 A:「そこはどこですか?」 B:「ここです。」 A:「?。?。」 (タイ語にすると) A:「ティナーイ?」 B:「ティーニー」 A:「?。?。」 という風に答えているそうです。 なかなか、ユーモアがあっていい回答ですが、仕事関係の電話が多い私は使う勇気がありません。 ちなみに、タイ人の友だち(大学の先生)に質問したことがあります。 私:「タイ人は、よく間違い電話をしたときに、「そこはどこですか?」と聞きますが、タイ人は平気なのですか」 タイ人の先生:「そりゃ、タイ人も怒りますよ。そういう事を聞くのは、田舎者だけです。」 私:(でも、タイの本当の田舎では、まだ電話もないよね。) (これは、私の独り言です。) タイに住んで7年目の私も、少しは大人になって、最近では、この手の電話に対して、あまり目くじらを立てるようなことはなくなりましたが、それでも、やはり不愉快な思いをしております。 でも、気のせいか、7年前より、間違い電話の数が減ってきて、こんな質問をする人も減ってきているように思います。(単に慣れてしまっただけだったりして) とにかく、タイ初心者の方は、くれぐれもあまり怒らないように。 健康に良くありませんし、タイの人もそんなに悪気があってしているのではないのですから。。。。。 でも、未だに解決できない疑問は、 「どうしてタイ人は、「そこはどこですか?」と聞く発想をするのだろう?」 ということです。 どなたか、タイ以外の国で同じ様なことがありましたら、メールをください。 宜しくお願いします。 |
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